糖尿病って何だろう?

糖尿病ってなに?

糖尿病(とうにょうびょう、は、糖代謝の異常によって起こるとされ、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が病的に高まることによって、様々な特徴的な合併症をきたす危険性のある病気である。一定以上の高血糖では尿中にもブドウ糖が漏出し尿が甘くなる(尿糖)ため糖尿病の名が付けられた。ここでは1999年に日本糖尿病学会によって分類された病因による分類である「1型糖尿病」「2型糖尿病」等を用いて説明する。かつては「インスリン依存性糖尿病(IDDM)」「インスリン非依存性糖尿病(NIDDM)」等に分類されていた。これは治療法からみた分類法で1985年に日本糖尿病学会によって分類された。

 

なお、腎臓での再吸収障害のため尿糖の出る腎性糖尿は別の疾患である。

 

wikiぺディアより引用

糖尿病の概要

血液中のブドウ糖濃度(血糖値、血糖)は、正常では常に一定範囲内に調節されている。これは、ブドウ糖が脳をはじめとした各器官の主要なエネルギー源となるのに対し、一方で組織の糖化ストレスをもたらす有害物質として働くからである。血糖が上昇したときの調節能力(耐糖能)が弱くなり、血糖値が病的に高まった状態(または、高まることのある状態)を糖尿病と言う。

 

名前のとおり、血糖が高まる結果、尿中に糖が排出されることになる。しかし尿中に糖が排出されること自体は大きな問題ではなく、糖が利用できない細胞レベルでの飢餓による糖尿病性昏睡や持続的な高血糖による慢性変性である糖尿病慢性期合併症が問題となる。一番多いといわれる2型糖尿病では糖尿病慢性期合併症の予防が最も重要視されている。合併症は治療が困難なものが多く、他の生活習慣病と同じように予防が重要視されている。予防を行うためには早期発見と治療効果判定が不可欠であり、それを目的とした糖尿病の検査が多数存在し、それらを総合的に判断し、治療するという戦略がとられている。

 

治療の目的は1型糖尿病、妊娠糖尿病、2型糖尿病といった病型で大きく異なる。

 

wikiぺディアより引用

糖尿病の症状

最も頻度の多い2型糖尿病を念頭に説明する。1型糖尿病は自己免疫性疾患であり、病態の発症は異なる。

 

耐糖能の低下はインスリン作用が不足することによって起こる。インスリン作用は、血中にインスリンが必要なだけ分泌されることと、血中からインスリンが必要なだけ消費されることの、両方が必要である。血中にインスリンを分泌するのは膵臓にあるランゲルハンス島の内分泌細胞であり、血中のインスリンを消費するのは肝臓や脂肪、筋肉等である。従って膵臓での分泌や、脂肪筋組織での消費に問題が起こると糖尿病になる。膵臓でのインスリンの分泌は血糖値に応じてランゲルハンス島から分泌され、肝臓等各組織でのインスリンの消費はグリコーゲンの合成や脂肪の合成、タンパク同化を促している。

 

これらのバランスが崩れることで2型糖尿病は発症するといわれている。

 

wikiぺディアより引用

血糖値が高いとはどういうこと?

血糖値が高いということが直接、生体にとって不利となることは短期的には少ない。血糖値が高いということがタンパク質の糖化を起こし、糖尿病慢性期合併症を引き起こすという可能性は示唆されているが、これらは2型糖尿病が発症し10年などかなり長い時間が経過してから起こることである。一般的に2型糖尿病は高血圧と同様、自覚症状はほとんどない。多飲、多尿というものは相当進行してからでないと出現はしない。血糖値が高いということは検査値の異常以外何も示さないように思える。しかし、血糖値が高い理由が別の病態を示していることもあり注意が必要である。

 

血糖値が高いということは、血液中にエネルギー源がたくさんある状態という意味にもなるが、エネルギーが必要なのに細胞がグルコースを取り込むこむことができない状態でも起こりえる。グルコースは細胞内に入り初めてATPとなりエネルギーと変わる。グルコースを細胞内に取り込むのに必要なのがインスリンと呼ばれるホルモンである。糖尿病の患者はインスリンが不足することで細胞内が飢餓の状態となり、意識障害など全身状態が悪化することが知られている。これが糖尿病性昏睡と言われる病態であり、患者は著しい高血糖を示しているが飢餓の病態となっている。また、この軽症例としてシックデイという病態も知られており、インスリンを導入しているような2型糖尿病の患者では気をつけなければならないところである。これらは糖尿病の数少ない自覚症状とも考えられる。

 

糖尿病慢性期合併症は基本的には血糖のコントロールをしていれば発症を遅らせることはできる病態である。発症してしまうと、心筋梗塞や腎不全など命に関わる合併症が出現しなくても生体は予備能がかなり低下してしまい、日常生活に支障をきたすこともある。例えば、糖尿病性網膜症では前増殖期以降になると低血糖による高血圧で網膜剥離を誘発することもるため運動ができなくなり、糖尿病性腎症でも運動を行うと尿蛋白が増え、腎臓に負担がかかることから禁止される。合併症が生じてからあわてて、糖尿病自体の治療をしようと考えても、血糖値の変動で合併症が生じえるような全身状態になってしまうと、強化インスリン療法など強力な治療は行えなくなっている。

 

世界糖尿病デー

上述の通り、現在、糖尿病を世界の成人人口の約5〜6%が抱えており、その数は増加の一途を辿っている。また糖尿病による死者数は、後天性免疫不全症候群(AIDS)による死者数に匹敵し、糖尿病関連死亡は、AIDSのそれを超えると推計している。このような状況を踏まえ国際連合は、国際糖尿病連合(IDF)が要請してきた「糖尿病の全世界的驚異を認知する決議」を2006年12月20日に国連総会で採択し、インスリンの発見者であるバンティング博士の誕生日である11月14日を「世界糖尿病デー」に指定した。日本でも、2007年11月14日には東京タワーや通天閣などを「世界糖尿病デー」のシンボルカラーである青にライトアップし、糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発活動が展開された。

 

なお、国連が「世界○○デー」と疾患名を冠した啓発の日を設けたのは、12月1日の「世界エイズデー」に引き続き、「世界糖尿病デー」が2つ目である。

 

wikiぺディアより引用

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